傍外尿道口嚢胞の手術は仙台中央クリニックに御相談ください

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傍外尿道口嚢胞の手術法

傍外尿道口嚢胞とは

傍外尿道口嚢胞は、片側あるいは両側の外尿道口付近にできる嚢胞を言います。袋状の構造物で内部に液体が貯留しています。男児1000人中6人に認められると考えられています。傍外尿道口嚢胞は、生まれつき、先天性に認められますが、尿道の外傷や炎症、感染により、生まれた後に後天的に生じることもあります。多くは無症状で、思春期に亀頭部を露出するようになってから見つかります。嚢胞が大きくなると、排尿時に尿が飛び散り、外見が気になるために受診されます。ほとんどが視診で診断が着きます。
傍外尿道口嚢胞の治療を希望する男性

傍外尿道口嚢胞の経過観察

傍外尿道口嚢胞は、良性疾患であるため症状がなければ、経過観察を行うことがあります。良性疾患なので医師から断られることが有ります。尿道口の手術をすると、尿道狭窄を生じるリスクが有ります。

傍外尿道口嚢胞の予防

先天性の傍外尿道口嚢胞に対して予防を行うことはできません。嚢胞の感染や炎症を起こさないために、入浴時に嚢胞の周りを流水で洗い、垢を取り除くなどで清潔にすることが望ましいと思われます。

傍外尿道口嚢胞の痛み

傍外尿道口嚢胞は無兆候に経過することが多いのですが、位置や大きさによっては、周囲に垢が溜まることにより、炎症を起こし痛みを生じることが有ります。また勃起や排尿に伴って、嚢胞が引き攣れて痛みが起こる場合があります。

傍外尿道口嚢胞の手術

傍外尿道口嚢胞の治療法は外科的治療が必要になります。嚢胞壁を含めて嚢胞全体を除去する治療法が用いられます。傍外尿道口嚢胞の治療は嚢胞を針で刺して中身の液体を抜くだけでは再発しやすいため、根本的な治療は嚢胞全体をとる手術が推奨されています。
傍外尿道口嚢胞の手術を終えホッとする男性

傍外尿道口嚢胞リスクやデメリット(稀なものを含む)

  • 尿道口の引きつれが起こることが有ります。
  • 細菌感染が起こることが有ります。
  • 痛みが続くことが有ります。
  • 尿線が定まらないことが有ります。
  • 色素沈着が残ることが有ります。

傍外尿道口嚢胞ビフォーアフター症例写真

傍外尿道口嚢胞
除去した傍外尿道口嚢胞

35歳、未婚。傍外尿道口嚢胞再発、他院修正
症例経過:傍外尿道口嚢胞の他院修正症例です。傍外尿道口嚢胞の外見が気になり、近くの病院を受診し、針を刺し嚢胞の水を抜く処置をしてもらいました。一時的には嚢胞がつぶれて改善するものの、再発を繰り返すため根本的な解決をしたいと考え、仙台中央クリニックに御相談頂きました。診察したところ、尿道口の右壁に腫瘤の基部が確認出来ました。局部麻酔を用いて、袋ごと嚢胞全体を摘出しました。嚢胞は全摘出され、再発なく、通常の尿道口と同様の自然な仕上がりになりました。
症例解説:傍外尿道口嚢胞は良性嚢胞で、転移や急激な増大をきたすことは有りません。しかし、外見が気になる、感染や炎症を繰り返す、尿がまっすぐ飛ばないなどの問題が有る場合には手術適応になります。針による穿刺で嚢胞内の水を抜くだけの治療や、部分切除では、再発するので、嚢胞の袋を含め囊胞全体を取る必要があります。美容面や排尿面の改善が期待できるので喜ばれています。患部に凹みが生じるリスクが有ります。



傍外尿道口嚢胞について教えて下さい

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