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糖尿病による合併症

糖尿病による合併症

糖尿病の合併症として皮膚病変が知られています。陰茎の余剰包皮の皮膚病変として、痒みや細菌感染が起こります。皮膚の炎症を繰り返すと包皮は徐々に硬くなり、包皮口の狭窄が進行して剥け難くなります。亀頭の露出が出来ないために、洗浄できないので衛生状態が悪化します。
患者の血糖を測定する医療スタッフ

免疫力低下による合併症

糖尿病では、皮膚のバリア機能が低下し、細菌侵入を防げなくなる為に細菌感染を起こし易くなります。包皮の内側は温かく湿っており、糖分が多い尿が付着することから、細菌の発育条件が揃い、炎症が遷延化します。血糖コントロールが悪い方は、包皮炎が重症化しやすいので注意が必要です。

包皮裂傷の合併症

糖尿病では末梢部分の血液循環が低下し包皮に栄養が届き難くなります。包皮や包皮口の表面に炎症を生じ、排尿時に尿がしみて、苦痛を感じます。包皮炎や裂傷が改善しない場合には、外科的治療が必要になります。

血流障害による合併症

糖尿病により血行障害が起こると必要な栄養が不足し、包皮の弾力が失われ、剥いたときや勃起したときに包皮に亀裂が入るようになります。繰り返すと徐々に包皮が剥けなくなり、その状態を放置すると真性包茎に移行します。

包皮の痒み化膿の合併症

包皮の炎症により痒み症状が強くなります。また化膿することで、潰瘍や亀裂を生じ易くなり、回復までに期間を要し、一度治ったとしてもまた再発する場合あります。
高血糖の糖尿病患者に行うインスリン注射

糖尿病性包茎手術のリスクやデメリット(稀なものを含む)

  • 内出血を認めることが有ります。
  • 腫れが続くことが有ります。
  • 術後出血を生じることが有ります。
  • 傷の癒合不全を認めることが有ります。
  • 術後は激しい運動は7日間控えてください。
  • 飲酒は7日間控えください。
  • 包皮のつっぱり感を生じることがあります。

糖尿病による合併症ビフォーアフター症例写真

糖尿病による合併症

54歳、既婚。糖尿病による合併症
症例経過:糖尿病により包茎の症状が悪化してきた症例です。糖尿病を発症した後、亀頭を露出するだけで包皮口が裂けるような状態になりました。血糖値が安定すれば、状態も改善すると安易に考えていましたが、状態が改善しないことから、仙台中央クリニックに御来院いただきました。包皮輪の絞扼が強く、亀裂を生じていました。埋没していた陰茎の靭帯の補強を行い、余剰包皮を切除して、亀頭を露出させました。
症例解説:糖尿病を発症後、包茎の症状が悪化することが有ります。自然治癒を期待して放置する方がいらっしゃいますが、包皮口が狭くなり亀頭が出せなくなります。排尿や衛生面で問題が生じ日常生活にも影響します。多くの場合、自然治癒への期待出来ず、悪化して行きます。症状が悪化する前に専門のクリニックに相談されることをお勧めします。糖尿病性包茎手術は術後の細菌感染のリスクがあります。



糖尿病の合併症 症例写真

41歳、既婚。包茎手術、長茎手術、亀頭増大
症例経過:糖尿病の合併症として包茎が進行した症例です。30代で糖尿病を発症しましたが、多忙を理由に食事療法や運動療法を怠り、薬の服用も頻繁に忘れていたため、血糖コントロールが不良でした。40歳を過ぎると締め付けが強くなり、亀頭が露出できなくなりました。衛生面や機能面への影響を考え、仙台中央クリニックを受診されました。診察の結果、陰茎の埋没が強く、包皮の周辺部分が硬化して拘縮が進行し、絞扼輪が形成されていることが確認されました。そのため、包皮を完全に剥くことが困難な状態でした。埋没していた陰茎を体外に引き出し、硬化して剥けなくなった包皮を切除し、亀頭直下で美容的に縫合しました。また、亀頭増大のためにヒアルロン酸を注入しました。これにより、亀頭がしっかりと露出され、清潔で健康的な状態を取り戻すことができました。
症例解説:糖尿病に伴う慢性的な炎症は、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。以前は正常に包皮を剥くことができていたものの、糖尿病の影響で包皮が硬化し、真性包茎に移行して来院される方が増えています。炎症によって包皮が硬化し、さらに硬化部位に裂傷が生じ、それが繰り返されることで絞扼が進行します。絞扼輪が形成され、包皮を完全に剥くことが困難になるケースが少なくありません。糖尿病による炎症は薬で抑えることが可能ですが、皮膚の状態を元に戻すことは難しく治療が必要になります。包茎手術によって硬化した包皮を取り除くことが、有効です。糖尿病性の包茎手術は、傷の治癒が遅れるリスクがあります。そのため、術後の管理を慎重に行うことが重要です。



糖尿病の合併症 症例写真

35歳、既婚。包茎手術、埋没修正
症例経過:糖尿病の合併症として包茎が狭窄型へ移行した症例です。5年前に糖尿病を発症し、血糖値のコントロールに努めていましたが、入浴中に軽く擦るだけで包皮が裂けて出血するなど、包皮の亀裂が現れ始めました。その後、自然に治るだろうと放置していましたが、裂傷を繰り返すようになりました。裂傷のたびに包皮は硬くなり、次第に包皮口が狭くなっていきました。以前のように包皮を容易に剥くことができなくなり、無理に剥こうとすると激しい痛みを伴うようになったため、仙台中央クリニックを受診しました。診察の結果、陰茎が下腹部に埋没し、包皮が瘢痕化して包皮口の強い狭窄を認めました。手術により埋没陰茎を修正し、包皮輪狭窄を含む余剰包皮を切除し、亀頭直下で縫合しました。手術後は亀頭が露出し、これまで困難だった衛生管理が容易になり、清潔な状態を維持できるようになりました。
症例解説:包皮狭窄は、糖尿病による高血糖の影響で皮膚のコラーゲンが変性し、包皮が硬化することで発症します。進行すると包皮輪狭窄型へ移行します。包皮口が狭くなると亀頭が露出し難くなり、無理に剥こうとすると痛みが生じ、血流の悪化を引き起こします。この状態は嵌頓包茎と呼ばれ、自然に改善することはないため、包皮輪狭窄を除去する包茎手術が必要となります。糖尿病を発症している方は、定期的に包皮の状態をチェックすることが重要です。日頃から包皮の狭窄の兆候が見られた場合は、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。なお、糖尿病性包茎手術は、内出血が持続するリスクがあるため、術後の経過観察と適切な管理が必要です。



糖尿病の合併症 症例写真

40歳、バツイチ。包茎手術、埋没修正
症例経過:糖尿病の合併症として包皮が硬化し、締め付けによる痛みに悩まされていた症例です。糖尿病発症後、包皮の硬化と包皮口の狭窄による痛みを感じるようになり、包皮を剥くことがストレスになっていました。インターネットで糖尿病性包茎について調べたところ、狭窄が進行し、悪化することを知り悪化を懸念し、仙台中央クリニックを受診されました。診察の結果、陰茎の埋没が強く、包皮は硬化し、包皮輪狭窄の症状が認められました。手術では、埋没していた陰茎を引き出し、包皮輪狭窄および硬化した余剰包皮を切除し、美容縫合を行いました。痛みなくなり、衛生管理が容易になりました。
症例解説:糖尿病は、血糖値のコントロールが不十分な場合、包皮にも合併症を認めます。その一つが包皮の硬化であり、包皮口が狭くなることで締め付けによる痛みが生じます。この状態が進行すると、包皮狭窄が悪化し、包皮の翻転が困難になります。包茎手術は、硬化した包皮を取り除くことで痛みや不快感を改善出来ます。手術後は清潔を保ち易くなり、感染症低下にも繫がります。心理的ストレスの軽減にも寄与し、生活の質の向上が期待されます。なお、糖尿病性包茎手術には、腫れが持続するリスクがあるため、術後の経過観察が重要です。



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